「FXのスキャルピングって何?」
「少ない資金でも始められるってホント?」
「スキャルピングを始めてみたいから詳しく教えて!」
これらの悩みが解決できます。
FXのスキャルピングは、何度も取引して小さな利益を積み重ねる取引手法で、1,000円から始められます。
2024年6月からFX取引を始めました。
スキャルピングをメインに毎日取引をしながら勉強中です。
最初は全然チャートも読めませんでしたが、今は勝率5割以上をキープしています。
この記事では、スキャルピングの基本から実践的なコツまでわかりやすく解説します。
取引に必要な環境やスキャルピングの勉強方法など、これからFX取引を始めるかたにピッタリな内容です。
少額から始められるスキャルピングを一緒に楽しみながら学び、トレーダーを目指しませんか?
私の取引環境も公開しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
スキャルピングとは?FX初心者にもわかりやすく解説
FXスキャルピングは、外国為替相場の中で売買を行い、売買の差額から利益を狙う取引手法です。
1回の取引は、数秒から数分の極めて短い時間で完結し、頻回に取引を行い利益を積み重ねます。
たとえば、1ドル150円10銭のときに買って、150円20銭になった時点で売却し、10銭の利幅を得ます。
スキャルピングは、この取引を1日に数十回以上繰り返し、大きな利益を狙う手法です。
取引が多い時は1日に100回を超えるときもあるんだよ。
スキャルピングとデイトレードの違い
FX取引では、デイトレードもよく耳にしますが、スキャルピングとは取引にかかる時間や回数が大きく違います。
- デイトレード
- 1回の取引は数分から数時間
- 1日に数回の取引
デイトレードは、数時間にわたってポジションを持ち、当日中に取引を終えます。
「ポジションを持つ」とは
ポジションを持つとは、外国為替市場で通貨ペアを売買し、売買した通貨を保有している状態のことです。
- ロングポジション
- 通貨ペアを買った状態で価格上昇を待っている状態
- ショートポジション
- 通貨ペアを売った状態で価格の下落を待っている状態
スキャルピングは、頻回な取引で小さな利益を積み重ねるので、ポジションを持つ時間は短くてすみます。
しかし、デイトレードはポジションを持つ時間が長い分、相場の流れを読むスキルが必要です。
FX取引には、スキャルピングとデイトレード以外にもあるので次で解説します。
ほかにもあるFX取引との違い
FX取引には、スキャルピングやデイトレード以外にもあります。
トレード 手法 | 取引 期間 | 取引 回数 | 必要な資金 |
---|---|---|---|
スキャルピング | 数秒〜 数分 | 数十回〜 数百回/日 | 少額から可能 (目安:1万円〜) |
デイ トレード | 数分〜 数時間 | 1日 数回 | ある程度の資金が必要 (目安:10万円〜) |
スイング トレード | 数日〜 数週間 | 1か月に 数回 | 中〜長期に投資するため、 ある程度の資金が必要 (目安:50万円〜) |
長期 トレード | 数か月〜 | 年に数回 | 長期に投資するため それなりの資金が必要 (目安:100万円〜) |
スキャルピングの中にも、秒スキャやデイスキャなどがあり、取引にかける時間で呼び方を使い分けています。
- 秒スキャ
- 秒スキャルピングのこと
- 数秒で取引を完結させる
- デイスキャ
- デイスキャルピングのこと
- スキャルピングより長く、デイトレードよりも短い時間で取引を完結させる
スキャルピングの定義自体があいまいなので、ほかのFX取引とはっきり区別されていない部分もあります。
スキャルピングにこだわらず、あなたの性格や生活スタイル、リスク許容度に合わせて取引手法は選びましょう。
スキャルピングのメリットやデメリットなど詳しく解説していますので、あなたに向いているかどうか判断しましょう。
なぜ今、スキャルピングが注目されているのか
スキャルピングは、近年急速に注目を集めているFX取引の手法です。
日本のFX取引は1998年から始まり、2000年代後半から2010年代にかけて徐々に人気が高まりました。
【2010年代】
- FXスキャルピングに特化したセミナーや教材が増加
- インジケーターや自動売買システムの開発が活発化
- 億トレーダーなど成功体験が話題になる
人気が高まった理由は次の4つです。
- 市場環境の影響が小さい
- インターネット環境の高速化による取引の迅速化
- スマホアプリの普及で取引がしやすくなった
- 新型コロナウイルスに伴う生活スタイルの変化
スキャルピングが注目されている理由を詳しく見てみましょう。
市場環境の影響が小さい
近年の金融市場は、世界中の出来事がすぐに市場に影響を及ぼし、かつてないほど価格の変動が激しくなっています。
株式投資や外貨積立投資と比べてスキャルピングは、金融市場が変動しても影響が小さくてすみます。
- 短期的な価格変動から利益を得る
- 価格の変動が大きい(ボラティリティが大きい)ほど、取引しやすい
- 長期的なトレンドに左右されにくい
スキャルピングは、ポジション期間が短いため市場環境が大きく変化しても、受ける影響が小さくてすむため注目を集めています。
インターネット環境の高速化による取引の迅速化
インターネット環境の高速化により、取引がスムーズにできるようになりました。
光回線の普及や取引ツールの開発が進み、スキャルピングのようなスピードが必要な取引に対応できる環境が整っています。
Wi-Fi環境とパソコンがあれば、取引スピードが早いスキャルピングに挑戦できます。
スマホアプリの普及で取引がしやすくなった
スマホアプリの普及で取引しやすくなったのも理由の1つです。
使いやすいFXアプリとスマホの普及で、いつでもどこでも取引できます。
通勤中の電車の中など、スキャルピングがどこでもできるようになりました!
- 取引の利便性向上:いつでもどこでも取引可能
- リアルタイムの情報アクセス:最新の相場情報をすぐに確認
- 取引のハードル低下:初心者でも気軽に始められる
スマホアプリの普及で取引しやすくなった分、わからないまま取引して相場から一発退場になるリスクは上がっています。
新型コロナウイルスに伴う生活スタイルの変化
最後は、新型コロナウイルスに伴う生活スタイルの変化です。
私達の生活様式は、新型コロナウイルスの流行で大きく変わりました。
在宅ワークが主流となり、ネット環境の構築と自宅で過ごす時間が増えました。
FXスキャルピングは、自宅にいながら取引できるため、より多くの人がFXに興味を持ち、挑戦しています。
また、副業ブームも追い風になり、新たな副業としてスキャルピングの注目度が上がっています。
次はスキャルピングのメリットやデメリットを確認して、あなたにスキャルピングが向いているのか確認しましょう。
【みんながやる理由】FXスキャルピングのメリット
FXスキャルピングが多くの人に人気なのは、次のような魅力的なメリットがあるためです。
- 短時間で利益が狙える
- 少ない資金で始められる
- リスク管理がしやすい
- 為替リスクが小さい
順番にメリットを解説します。
短時間で利益が狙える
スキャルピングの最大の魅力は、短時間で利益を狙えることです。
1回の取引は、数秒から数分で完結します。
- 1日に何回も取引チャンスがある
- 市場の短期的な動きで利益が狙える
帰宅後の1時間などスキマ時間も取引に使えますね!
短時間で利益が狙えるので、生活スタイルに合わせやすい取引です。
少ない資金で始められる
スキャルピングは、少ない資金で始められます。
1通貨から取引できるFX会社を使えば、最低6円(レバレッジ25倍)で取引可能です。
【必要な資金】
最低 取引量 | レバレッジ 1倍 | レバレッジ 3倍 | レバレッジ 25倍 |
---|---|---|---|
1通貨 | 150円 | 50円 | 6円 |
1000 通貨 | 15万円 | 5万円 | 6,000円 |
少ない資金で始めれば、利益も小さいですが損失も少なくてすむので、スキャルピングをゲーム感覚で楽しめます。
レバレッジは基本的な知識のところで解説します。
レバレッジ25倍は、少ない資金で始められますが、損失も25倍で、損失のリスクが大きいです。
最初は、レバレッジ1〜3倍程度で始められるように資金を準備しましょう。
リスク管理がしやすい
リスク管理がしやすいのもスキャルピングのメリットです。
ポジションを持つ時間が短いため、市場の急激な変動の影響もほとんど受けません。
損切りも逆指値やトレール注文機能があるため、設定しておけば機械的に損失をカットできます。
逆指値とトレール注文機能とは
- 逆指値注文
- 現在のレートよりも不利な方向に価格を指定して行う注文方法
- 主に損失を限定するために使用
- トレール注文
- 逆指値注文に自動追従機能を加えた注文方法
- 相場の動きに合わせて、決済の逆指値注文を自動的に調整してくれる
1000通貨の少額から取引すれば、相場で1円下落しても1,000円の損失ですみますよ。
少額から取引して、逆指値設定などツールの機能を活用すれば、リスク管理を抑えて取引できます。
為替リスクが小さい
スキャルピングは、為替リスクが小さいです。
スイングトレードなど長期間保有すると、為替相場の変動による影響を受けます。
最近は経済指標や要人発言、中東情勢など、状況の変化が為替相場に大きく影響しています。
スキャルピングではポジションの時間が短いため、為替リスクも小さいですよ。
知らないと大損するFXスキャルピングのデメリット
FXスキャルピングには、魅力的なメリットがある一方で、見過ごせないデメリットがあります。
- 取引中はチャートから目が離せない
- 高い集中力が必要
- 取引コストの負担が大きい
- 心理的ストレスが大きい
- 一度のミスで大損する可能性がある
これらのデメリットを理解せずに取引を始めると、思わぬ損失を被り、相場から一発退場もあります。
スキャルピングのデメリットを詳しく解説しますね。
取引中はチャートから目が離せない
取引中はチャートから目が離せません。
スキャルピングでは、数秒から数分の極めて短い時間で取引するため、常にチャートを監視しないといけないんです。
【チャートから目が離せない理由】
- 瞬間的な価格変動を見逃さない
- 急激な相場の変化に素早く対応する
- 利確や損切りのタイミングをはずさない
これらのため、相場の値動きを常に監視しないといけないので、チャートから目が離せません。
高い集中力が必要
スキャルピングでは、高い集中力が必要です。
エントリーの準備から決済までの時間が短いため、集中して取引しないといけません。
- チャートを分析する
- エントリーするポイントを見つける
- 狙った価格でエントリー
- 最小の損切りまたは狙ったポイントで利確
- ローソク足でトレンドの変化を判断
スキャルピングでは、短時間で多くの作業をこなし、素早い状況判断が必要なため、高い集中力が必要です。
取引コストの負担が大きい
スキャルピングは、取引コストの負担が大きいです。
スプレッドが0.1銭違っても、取引回数が多いスキャルピングでは、大きな負担になります。
スプレッド | 1日の コスト | 1か月の コスト | 1年間の コスト |
---|---|---|---|
0.1銭 | 500円 | 1万円 | 12万円 |
0.2銭 | 1,000円 | 2万円 | 24万円 |
0.3銭 | 1,500円 | 3万円 | 36万円 |
スプレッドが0.1銭違うだけで、年間12万円も違うんだね…
取引コストの負担が大きくなるため、スプレッドの狭い通貨ペアやFX会社を使いましょう。
心理的ストレスが大きい
心理的ストレスが大きいのもスキャルピングのデメリットです。
- 取引回数が頻回
- 利確と損失を的確なポイントでするため緊張状態が続く
- 負けが続く
これらのストレスは、判断力の低下や感情的な取引につながるリスクが大きくなります。
心理的なストレスを発散する対策や、ストレスを軽減できるようなツールの活用が必要です。
取引する時間のメリハリや負けが続いた時の対策などが大切ですね!
一度のミスで大損する可能性がある
スキャルピングは、レバレッジが使えるため、一度のミスで大損する可能性があります。
損失を最小限に抑えるためには、早いタイミングで損切りが必要です。
損失はレバレッジが高いほど、損切りが遅いほど大きくなります。
大損を防ぐためにも、少額で取引し、逆指値など自動で損切りする仕組みを使いましょう。
スキャルピングを始める前に知っておきたい基本的な知識
スキャルピングを始める前に、いくつかの知っておきたい基本的な知識があります。
- 為替相場の基本的な仕組み
- スプレッドとは
- レバレッジとは
- チャートの見方
- 経済指標と市場の反応
これらの知識は、効果的な取引戦略を立てたり、リスクを最小限に抑えたりするために必要です。
為替相場の基本的な仕組み
為替相場とは、異なる国の通貨を交換する時の価格(為替レート)が決まる仕組みのことです。
たとえば、身近な通貨ペアの米ドル/円を見てみましょう。
1ドル=150円とすると、1ドルの価格は、日本円で150円です。
米ドル/円のレートは為替相場で日々変動しています。
- 米ドル/円を「買う」取引は、米ドルを購入し日本円を売るので、ドル高円安の状態になる
- 米ドル/円を「売る」取引は、米ドルを売って日本円を買うので、円高ドル安となる
スキャルピングでは、為替相場の値動きの中から小さな利幅を狙って取引し、利益をもらいます。
スプレッドとは
FX取引の中で重要なコストがスプレッドです。
スプレッドとは、通貨ペアの買値と売値の差額です。
たとえば、米ドル/円の買値が150.20円、売値が150.22円の時、スプレッドは0.02円になります。
スプレッドは、小さいほどスキャルピングでは有利ですが、FX会社や通貨ペアによりスプレッドは異なります。
できるだけ安いスプレッドを提供しているFX会社や通貨ペアを使って、取引コストを抑えましょう。
レバレッジとは
FX取引で大きな利益を狙える仕組みがレバレッジです。
レバレッジを使うと、少ない資金で大きな取引ができます。
レバレッジ | 取引できる 通貨量 | 1pips あたりの利益 |
---|---|---|
1.5倍 | 1000通貨 | 1円 |
3倍 | 2000通貨 | 3円 |
4.5倍 | 3000通貨 | 4.5円 |
10.5倍 | 7000通貨 | 10.5円 |
24倍 | 1万6000通貨 | 24円 |
国内のFX会社は最大レバレッジは25倍
国内のFX会社のレバレッジは最大25倍です。
レバレッジを大きくすれば、少ない資金で大きな利益も狙えるが、損失も大きくなります。
高いレバレッジで、取引量が多いとロスカットのリスクがあるから注意が必要です。
ロスカットとは
ロスカットとは、FX取引で一定以上の損失が発生した場合に、保有ポジションを自動的に決済する仕組みです。
取引に必要な証拠金と口座にある実際の証拠金の比率に応じて、ロスカットが行われます。
ロスカットの水準は使っているFX会社によって違うため、FX会社に確認が必要です。
FX会社では、ロスカットのシミュレーションサイトも準備してくれているので使ってみてね!
画像はJFX HPロスカットシミュレーションより引用
チャートの見方
チャートは、為替レートの動きを視覚的に表したものです。
スキャルピングでは、短期的な価格変動を素早く判断し分析するために、チャートの読み方が非常に重要です。
私が見ているTradeing Viewのチャート
チャートは、ローソク足チャートを使うのが一般的で、画面を分割して複数の通貨や時間足を比較します。
また、テクニカル分析をしやすいように移動平均線などのインジケーターを表示させたり、チャートに水平線などのラインを引いたりもします。
私が使っているのはTrading View。
PCのOSに関係なく使えて、テクニカル分析がしやすいので非常に使いやすいですよ。
- トレンド(相場の値動きが向かっている方向)の確認
- 高値と安値
- 価格が止まったり、大きく動いたりしているポイント
- 価格の変動パターン
チャートの見方に慣れるには、とにかく触ってみるのが重要です。
Trading Viewなら過去検証もできるので、とにかくいろいろ触って慣れましょう。
経済指標と市場の反応
経済指標は、国の経済状況を示す統計データです。
通貨ペアに関連している国の経済指標は、為替市場に大きな影響を与える時があります。
【主な経済指標】
- 雇用統計
- 消費者物価指数(CPI)
- 政策金利&声明発表(FOMC)
- GDP
これらの指標発表時には、発表された数値により為替市場が予期しない方向に大きく動きます。
経済指標の発表だけじゃなく、要人発言も為替市場に影響するんだ。
日銀総裁やアメリカのFRB議長の発言などが有名ですね。
スキャルピングに向いている人・向いていない人の特徴
FXスキャルピングは、短時間で取引をたくさんします。
取引回数が頻回なため、誰にでも適しているわけではありません。
スキャルピングに向いている人と向いていない人の特徴を比較します。
向いている人の 特徴 | 向いていない人の 特徴 |
---|---|
迅速な判断力を持つ人高い集中力を維持できる人 感情をコントロールできる人 機械的な判断ができる人 短期的な成果を求める人 | 優柔不断な人 長期的な視点を重視する人 リスクに敏感な人 集中力が続かない人 複数のタスクを同時にこなすのが苦手な人 |
スキャルピングに向いているかどうかを判断する時は、以下の点を確認してみましょう。
- 短時間で多くの判断をするのはストレスでないか?
- 小さな利益の積み重ねに満足できるか?
- 長時間集中して取引に取り組めるか?
- 感情に左右されずに冷静な判断ができるか?
- 頻繁な取引によるコストを許容できるか?
これらのポイントに当てはまる人は、スキャルピングに向いています。
スキャルピングに向いていなくても、デイトレードやスイングトレードなどほかの取引手法もありますので、心配しなくて大丈夫ですよ。
重要なのは、あなたの性格や生活スタイルに合った取引スタイルを見つけることです。
スキャルピングを始めるために必要な準備
FXスキャルピングを始めるには、適切な準備が不可欠です。
正しい準備をすれば、より安全にスキャルピングを楽しめます。
- 必要な軍資金の目安
- 取引環境の整備
- スキャルピングに必要な知識の習得
- 取引する時間の確保
順番に解説するので、しっかり準備しましょう。
必要な軍資金の目安
スキャルピングを始めるには、軍資金の準備が必要です。
1通貨から取引できるFX会社では1,000円、1000通貨から取引のFX会社なら最低10万円程度、軍資金の準備をおすすめします。
軍資金を10万円準備するのは、取引に必要な証拠金が、実際の証拠金の100%を下回ると強制的に決済(ロスカット)されてしまうからです。
【軍資金から計算したレバレッジ】
1回の取引量 | 必要な 軍資金 | 実際の レバレッジ |
---|---|---|
1通貨 | 1,000円 | 0.67倍 |
1000 通貨 | 10万円 | 1.50倍 |
レバレッジ3倍以下であれば、損切りが遅れても大きな損失にならず、取引できます。
ロスカットを防ぐためにも、1000通貨で取引するなら10万円準備したいね。
少額から取引するなら、1通貨から取引できるFX会社を使いましょう。
取引環境の整備
スキャルピングでは、取引環境の整備も重要です。
【準備したい取引環境】
- 安定したインターネット環境
- パソコン
- セカンドモニター
- スマホまたはタブレット端末
- 集中できる作業スペース
できれば光回線のWi-Fiを準備しましょう。
チャートは2画面で見るのがおすすめです。
または、パソコン画面でチャートを見て、スマホやタブレット端末で決済すると取引がスムーズですよ。
私は3画面使って、決済はタブレット端末でしています。
私の取引環境
スキャルピングに必要な知識の習得
スキャルピングを楽しむ程度ならよいですが、利益を狙うためには知識が必要です。
習得すべき最低限の知識は次の通りです。
- テクニカル分析
- ファンダメンタル分析
- リスク管理
- トレードの心理
これらの知識は一朝一夕では身につきません。
繰り返しチャートと向き合い、少額で本番取引をして経験を積む必要があります。
あとで解説するプロトレーダーのYouTubeライブに参加するのもおすすめの勉強方法です。
間違っても高額な情報商材はいりませんよ。
取引する時間の確保
スキャルピングには、取引に有利な時間があります。
【スキャルピングに有利な時間】
- 9時〜11時(東京市場)
- 15時〜18時(ロンドン市場)
- 21時〜24時(ニューヨーク市場)
これらの時間はボラティリティも大きく、スキャルピングに向いています。
ボラティリティとは
ボラティリティとは、金融資産の価格変動の大きさを表す指標です。
- ボラティリティが大きい
- 相場の値動きが大きく、スキャルピングに向いている
- ボラティリティが小さい
- 相場の値動きが小さく、スキャルピングで利益を狙うのが難しい
スキャルピングに有利な時間に取引できなくても、市場は平日24時間開いているので、相場の開場時間と生活を照らし合わせてみましょう。
FFAJの学ぼう!FX HPより画像引用
22時〜26時もロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間なので、ボラティリティは大きくなります。
有利な時間に取引するためにも、あなたの生活に合わせた取引する時間を確保しましょう。
スキャルピングに最適なFX会社の選び方
スキャルピングで有利な取引をするためには、適切なFX会社の選択も重要です。
次は、FX会社を選ぶポイントとおすすめのFX会社を紹介します。
スキャルピングができるFX会社を10社も比較しているので参考にしてくださいね。
FX会社を選ぶポイント
スキャルピングに有利なFX会社を選ぶポイントは、次の通りです。
- スキャルピングを公認している
- スプレッドが狭い
- 1000通貨以下から取引できる
- 取引ツールが使いやすい
これらのポイントを満たしていると、ほかのトレーダーよりもワンランク上の環境で取引ができますよ!
スキャルピングに適したFX会社の比較
スキャルピングができるFX会社を10社比較しました。
FX会社 | 最小取引 単位 | 米ドル/円 スプレッド | 取引 ツール | Trading View 連携 | 未来予測 ツール | 公式 サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
外為どっとコム | 1000 通貨 | 0.2銭 | 詳しくはコチラ | |||
JFX | 1000 通貨 | 0.2銭 | 詳しくはコチラ | |||
松井証券 | 1 通貨 | 0.2銭 | 詳しくはコチラ | |||
SBI FXトレード | 1 通貨 | 0.18銭 | 詳しくはコチラ | |||
GMOクリック証券 | 1万 通貨 | 0.2銭 | 詳しくはコチラ | |||
ヒロセ通商 | 1000 通貨 | 0.2銭 | 詳しくはコチラ | |||
FXTF | 1000 通貨 | 0.2銭 | 詳しくはコチラ | |||
みんなのFX | 1000 通貨 | 0.2銭 | 詳しくはコチラ | |||
GMO外貨 | 1000 通貨 | 0.2銭 | 詳しくはコチラ | |||
LINE FX | 1000 通貨 | 0.2銭 | 売買シグナル のみ | 詳しくはコチラ |
国内のFX会社の最大レバレッジは25倍です。
スプレッドについては、時間帯や取引通貨量によって変動するから、使うFX会社で確認してね!
取引できる通貨量や取引ツールの使いやすさなど、あなたにあったFX会社を選びましょう。
おすすめのFX会社3社
比較した10社の中からおすすめの3社を紹介します。
私はJFX+Trading Viewで取引していますよ!
口座開設は、すべて無料でできますよ!
詳しくは次の記事で解説しているので、参考にしてください。
スキャルピングにおすすめのFX会社3選
あなたの取引を強力にサポートするスキャルピング公認「JFX」
スプレッド (米ドル/円) | 取引 単位 | キャッシュ バック |
---|---|---|
0.2銭 (9:00〜 翌3:00) | 1000 通貨 | 1,000,000円 |
JFXは、高速約定と低スプレッドを誇るFX取引プラットフォームです。
初心者からプロトレーダーまで、全てのトレーダーに最適な環境を提供します。
- スキャルピングOK
- 約定スピードが速い
- スキャルピングに必要な注文がすべてできる
- 取引量に応じて毎月キャッシュバックや食品がもらえる
- MT4チャートが使える(Windowsのみ)
MT4とTradingViewの両方が使えます。
OSがMacならTradingView×MATRIX TRADERです。
私も使っていますが、全く困ることもなくスムーズに取引できています!
業界最高水準のスペックと、使いやすく高機能な取引ツール「GMOクリック証券」
スプレッド (米ドル/円) | 取引 単位 | キャッシュ バック |
---|---|---|
0.2銭 (9:00〜 翌3:00) | 1000通貨 | 最大 1,000,000円 |
GMOクリック証券は、国内最大級のFX取引量を誇り、スキャルピングトレーダーに最適な取引環境を提供してくれます。
- スプレッドが業界最狭水準
- ストレスフリーな取引環境
- 分析ツールが充実
米ドル/円のスプレッドが安くて、プラチナチャートの分析ツールが充実しています。
いろいろな端末でアプリが充実しているので、使いやすいですよ!
業界最狭水準のスプレッドと充実した情報ツールが魅力「外為どっとコム」
スプレッド (米ドル/円) | 取引 単位 | キャッシュ バック |
---|---|---|
0.2銭 (9:00〜 翌3:00) | 1000 通貨 | 最大 1,002,000円 |
外為どっとコムでは、スキャルピングが禁止していないと明言しているので、個人トレーダーは心置きなく取引できます。
おすすめのぴたんこテクニカルは、トレーダーの経験不足を補ってもらえる未来予測ツールです。
- スプレッドが業界最狭水準
- スキャルピング向きのツールが揃っている
- 平日は毎日YouTubeライブで学べる
外為どっとコムのライブ配信は、いつも参加者が多く人気です。
クイック注文のタブも使いやすくて、スキャルピングに最適です!
スキャルピングで失敗しないためのコツ
スキャルピングは、数秒から数分の短時間で頻回に取引を行う手法です。
失敗しないためには、単なる知識だけでなく、実践的なコツを押さえるのが大切です。
- メジャーな通貨ペアを選ぶ
- 感情的にならない
- エントリーする根拠を持つ
- 高性能な取引ツールを使う
- 取引結果を振り返る
- 過去検証をする
これらのコツについて詳しく解説します。
メジャーな通貨ペアを選ぶ
スキャルピングでは、メジャーな通貨ペアを選んで取引しましょう。
おすすめの通貨ペアは、米ドル/円です。
【メジャーな通貨ペアを選ぶ理由】
- スプレッドが狭い
- 値動きが安定している
- テクニカル分析が効きやすい
- ボラティリティがある
スキャルピングをするなら、流動性の高いメジャーな通貨ペアを選んで利益を狙いましょう。
感情的にならない
感情的になってはいけません。
スキャルピングでは、冷静な判断が重要です。
感情的になってしまうと、利確や損切りが遅れて大きな損失につながってしまいます。
- 取引するルールを決める
- 損切りは経費と割り切る
- 連敗した時は一旦休憩
決めた取引ルールに従って、淡々とエントリーと決済を繰り返し、感情的にならないようにしましょう。
エントリーする根拠を持つ
エントリーする根拠を持ちましょう。
スキャルピングでは、明確な根拠に基づいて取引するのが重要です。
「なんとなく」や「勘」では勝てません。
テクニカル分析を活用して、エントリーする根拠が2つ以上見つかると、優位性の高い取引ができますよ。
エントリーする根拠が見つけられるように、テクニカル分析などスキルを磨きましょう。
高性能な取引ツールを使う
高性能な取引ツールを使いましょう。
スキャルピングは、分析から取引完了までの時間が短いため、高性能なツールの活用が重要です。
【理想的な取引ツールの特徴】
- リアルタイムなチャート表示
- ワンクリック注文機能
- 複数のチャートを同時に表示
- テクニカル指標が充実
これらの特徴を満たしたおすすめの取引ツールがあります。
おすすめの取引ツールはのちほど解説します。
高性能な取引ツールを使って、経験不足を補いましょう。
取引結果を振り返る
取引結果の振り返りをしましょう。
成功するトレーダーは、取引結果を振り返り、同じ失敗を繰り返しません。
トレードノートをつけるといいですよ。
【トレードノートにつける内容】
- 取引時間
- 通貨ペア
- エントリーする根拠
- 損切りと利確ポイント
- 損益結果
- 反省点
特に負けた取引を記録して、しっかり振り返りをしましょう。
取引結果の振り返りをしたくないと、エントリーを厳選するようになったトレーダーもいますよ。
過去検証で経験を積む
過去検証で経験を積みましょう。
スキャルピングで経験を積むには過去検証が最適です。
Trading Viewだとリプレイ機能があるから、過去のチャートを再現しながら、分析したりデモ取引ができますよ。
過去のチャートを使って、取引手法や過去の相場を検証し、常に相場と向き合い経験を積みましょう。
初心者でも使えるスキャルピングのテクニカル分析5選
スキャルピングは、テクニカル分析に使える時間が短いです。
限られた時間の中で、効果的なエントリーポイントを見つけるため、おすすめのテクニカル分析を5つ紹介します。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- MACD
- RSI
- フィボナッチリトレースメント
おすすめ順に紹介するので、相場を上手に分析して、エントリーする判断に役立てましょう。
移動平均線
移動平均線は、過去の平均価格を示す線です。
相場のトレンド方向の確認や、トレンド転換のサインとして役立ちます。
短期線と長期線の動きで、トレンド方向やトレンド転換のサインとなります。
- 短期線と長期線が同じ方向に上昇:上昇トレンド継続のサイン
- 短期線と長期線が同じ方向に下降:下降トレンド継続のサイン
- 短期線が長期線を下から突き抜けて交差:上昇トレンドへの転換サイン
- 短期線が長期線を上から突き抜けて交差:下降トレンドへ転換のサイン
移動平均線の動きでトレンドが把握できるので、視覚的にも分かりやすく、初心者から玄人まで使いやすいテクニカル指標です。
ボリンジャーバンドは、1本の移動平均線と、上下3本ずつの標準偏差値を示すバンドで構成されています。
バンドは±1〜3σ(シグマ)と呼ばれ、バンド内に価格が収まる確率は下記の通りです。
標準偏差 | バンド内に収まる確率 |
---|---|
±1σ | 68.26% |
±2σ | 95.44% |
±3σ | 99.74% |
ボリンジャーバンドは、逆張りのインジケーターとしてよく使われますが、利確の目安に活用できます。
バンド帯の伸び縮みでトレンド転換サイン、上下の向きでトレンド方向がわかるので相場分析がしやすくなります。
詳しくは次の記事で解説しているので参考にしてください。
MACD(マックディー)は、2つの移動平均線の差を表す指標です。
トレンド方向とトレンドの強さの判断に役立ちます。
- MACDラインが下から上に突き抜けたら上昇トレンドへ転換サイン
- MACDラインが上から下に突き抜けたら下降トレンドへ転換サイン
MACDラインをトレンド転換の目安にして、移動平均線とあわせて使うとテクニカル分析の精度が上がります。
RSI
RSIは相場の勢いを0〜100の数字で表す指標です。
一般的に70以上で買いが過熱、30以下で売りが過熱していると判断します。
過熱しているだけで、RSIが70を超えたら売りでエントリーを示すサインではありません。
RSIもあくまでサインなので、移動平均線などほかのテクニカル分析と合わせて総合的に使いましょう。
フィボナッチリトレースメント
フィボナッチリトレースメントは、相場の戻りや押し目の可能性が高いレベルを示す指標です。
直近の高値と安値を結び、どこまで値動きが戻るかを予測しています。
押し目買いや戻り売りをする目安に使います。
ちょっと難しいテクニカル分析なので、まずは移動平均線やボリンジャーバンドを使って代用してみましょう。
スキャルピングに役立つツールとその活用法
スキャルピングで有利に取引するためにはツールの活用が重要です。
ここでは、高性能ツールの比較とおすすめのツールについて紹介します。
経済指標がパッと分かるサイトも紹介します。
高機能分析ツールの比較
おすすめの高機能分析ツールを比較しました。
分析 ツール | FX会社 | チャート 予測 | 売買 シグナル | 公式 サイト |
---|---|---|---|---|
未来予測 チャート | JFX | 詳細 | ||
さきよみ LIONチャート | ヒロセ 通商 | 詳細 | ||
ぴたんこ テクニカル | 外為 どっとコム | 詳細 | ||
プラチナ チャート | GMO クリック証券 | 詳細 | ||
Trading View | なし | インジケーター 使用 | インジケーター 使用 | 詳細 |
チャート予測や売買シグナルが表示される分析ツールは、テクニカル分析の手助けになるのでとても使いやすいです。
チャート予測と売買シグナルを使えば、優位性の高いエントリーができるね!
ぴたんこテクニカル
外為どっとコムの「ぴたんこテクニカル」は、自動で未来のチャートを予測してくれる上に、売買シグナルで買い時・売り時を教えてくれます。
みらい予測チャートは、最大で2500本分のローソク足が表示可能で、過去のチャートの中から現在のチャートと似たパターンを見つけ出し、未来のチャートを予測します。
【みらい予測チャート】
メリット | デメリット |
---|---|
みらいの相場動向を視覚的に把握できる 初心者でも直感的に理解しやすい | 過去のデータに基づいた予測であり、予測に頼りすぎると損失リスクが大きい |
お天気シグナルは、売買シグナルの強さを複数のテクニカル分析を使用して総合的に判断し、通貨ペアやまたは時間足ごとの売買傾向を分析します。
そして、「お天気マーク」で表示してくれるので視覚的にわかりやすいです。
【お天気シグナル】
メリット | デメリット |
---|---|
売買のタイミングを天気予報のように視覚的に見える 初心者でも視覚的に分かりやすい アプリからリアルタイムにシグナルを受け取れる | 市場の急激な変動には対応しきれない シグナルに依存しすぎると損失のリスクになる |
テクニカル分析が苦手な人も多いので、自分でテクニカル分析をしつつ、ぴたんこテクニカルで分析のサポートをしてもらえます。
「ぴたんこテクニカル」を使うために、外為どっとコムで口座を開設する人もいるくらい優秀なツールです。
プロも愛用!高機能分析ツールはプラチナチャート
GMOクリック証券のプラチナチャートは、未来予測に関する機能はありません。
しかし、それ以上に初心者でも使いやすい高機能分析ツールです。
- 38種類のテクニカル指標でチャート分析ができる
- スピート注文機能で取引チャンスに即注文可能
- 最大16パネルのチャートが表示できて相場のトレンドが一望
- 比較チャートで通貨ペアの値動きの相関関係を把握
プラチナチャートを使えば、テクニカル分析に必要な指標はすべて装備されています。
初心者から上級者までずっと使えるから、頼もしい相棒になるね!
スキャルピング公認のJFX「MATRIX TRADER」でも未来予測可能
JFXはスキャルピング公認のFX会社です。
社長の小林さんも毎日スキャルピングをしてXで発信しています。
JFXのMATRIX TRADERにも外為どっとコムと同じ様に、未来予測機能があります。
【未来予測チャート:予測チャート】
MATRIX TRADERより画像引用
【未来予測チャート:売買シグナル】
MATRIX TRADERより画像引用
スキャルピング公認なので1分足で未来予測が使えます。
Trading ViewにもJFXのレートが配信されるので、ツールはTrading View、注文・決済はMATRIX TRADERでできます。
Trading Viewを使いたいなら、JFXのMATRIX TRADERがおすすめですよ!
経済指標カレンダー
おすすめの経済指標カレンダーは、「羊飼いのFXブログ」と「Investing.com(インベスティング・ドットコム)」です。
- 羊飼いのFXブログ
- 過去の経済指標発表時のチャートの動きも分かる
- Investing.com(インベスティング・ドットコム)
- 投資関連の情報はすべて網羅できる
おすすめの2つのサイトをチェックしておくと、経済指標だけでなく、FXの相場に影響を与える情報も網羅できますよ。
やってみよう!スキャルピングの取引の流れと具体的な手法9ステップ
ここでは、実際のスキャルピングの流れと具体的な手法を9つのステップで解説します。
- FX口座に証拠金を入れる
- 取引環境の構築
- チャートを選択
- トレンド方向を確認する
- シンプルな取引手法2選
- 利確と損切りの設定
- エントリーと決済
- 取引結果を記録
- 取引の振り返り
すぐに実践できるように、分かりやすく解説しますね。
FX口座に証拠金を入れる
まずはFX口座に資金(証拠金)を入れましょう。
資金は、1通貨から取引できるFX会社なら1,000円、1000通貨から取引できるFX会社は10万円あればロスカットのリスクも小さくなります。
【入金手順】
- FX会社にログイン
- 入金ページに移動
- 入金方法を選択
- 入金金額を入力
- 入金の実施
クイック入金を使うと、すぐにFX口座に入金できます。
- 松井証券
- 最低入金金額1万円
- SBI FXトレード
- 最低入金金額なし
- ただしクイック入金を使うなら最低1,000円
使いやすいFX口座の最低取引量にあわせて、証拠金を入金しましょう。
口座開設がまだの人は、こちらから口座を開設してください。
取引環境の構築
次に取引環境を構築しましょう。
少なくともパソコンとスマホを準備します。
パソコン画面でチャート操作、スマホアプリでエントリーや決済をすると、スムーズな取引ができます。
インターネット環境にWi-Fiがあると、取引がスムーズです。
今後、FX取引を継続するなら光回線のWi-Fiを使いましょう。
取引環境を準備できたら、FX口座にログインしましょう。
私の使っているデスク環境
チャートを選択
ステップ③はチャートの選択です。
ログインしたFX口座から、チャートを選択します。
私が使っているチャートはTrading Viewです。
過去検証もできるので使いやすく、JFXなら通貨ペアの情報がリンクしています。
通貨ペアは、米ドル/円で取引しましょう。
スキャルピングで取引するチャートは、1分足または5分足を使います。
1分足と5分足の違い
1分足と5分足で取引するチャートの違いは次の通りです。
【1分足】
- 価格のこまかい変動が分かる
- ダマシが多い
- 分析から取引までの時間が短い
- 取引回数は多い
【5分足】
- ダマシは少ない
- トレンド方向が分かりやすい
- 1分足よりゆとりがある
- 取引回数は1分足より少ない
1分足のチャートは値動きがこまかく、初心者が取引するにはハードルが高めです。
最初は5分足で、取引経験を積みましょう。
トレンド方向を確認する
取引する時間足が決まったら、トレンド方向を確認しましょう。
トレンドは、取引する時間足よりも長い時間足(上位足)で確認します。
1時間足や4時間足、日足でトレンド方向を確認しましょう。
トレンドは移動平均線の向きで確認します。
短期線と長期線の動きでトレンドの確認
- 短期線と長期線が同じ方向に上昇:上昇トレンド継続のサイン
- 短期線と長期線が同じ方向に下降:下降トレンド継続のサイン
- 短期線が長期線を下から突き抜けて交差:上昇トレンドへの転換サイン
- 短期線が長期線を上から突き抜けて交差:下降トレンドへ転換のサイン
取引する時は、トレンドに順張りと言って、相場の大きな波と同じ方向に取引して利益を狙いましょう。
基本は順張りです!
シンプルな取引手法2選
次は、シンプルな手法を2つ紹介します。
移動平均線とトレンドラインを使った手法なので視覚的にも分かりやすいですよ。
【移動平均線を使った手法】
- 1時間足で下降トレンドを確認する
- 1分足で下降トレンドから一時的に上昇するポイントを見つける
- 10EMAに反発して再度下降するところで売りエントリー(戻り売り)
10EMAがレジスタンスラインとして機能しているんだよ。
ローソク足が10EMAに反発して陰線が確定してからエントリーすると、優位性が高いよ!
【トレンドラインを使った手法】
- 1時間足で上昇トレンドを確認する
- 1分足で上昇トレンドから一時的に下降するポイントを見つける
- 高値(ヒゲの先端)を結んでトレンドラインを引く
- トレンドラインをブレイクしたローソク足が確定したら、買いエントリー
トレンドラインを引く時は、ヒゲの先端が3点以上接するように引けると優位性が高いよ。
ピッタリ重なるわけではないから、少しずれてても帯(ゾーン)で引けるとトレンドラインとして機能するよ!
詳しくはこちらの記事を参考にしてください!
利確と損切りの設定
次に利確と損切りを設定します。
利確と損切りの決め方には、固定値で決める方法と相場分析で決める方法があります。
- 固定値で決めるパターン
- pipsで決める
- 相場分析で決める
- 高値や安値など相場の状況に応じて決める
最初は難しいので、固定値で決めて取引しましょう。
pipsとは
pips(ピップス)とは、為替レートの最小変動単位を表す言葉です。
pipsの金額換算は通貨ペアやFX会社によって違うので、事前にチェックしましょう。
pipsで決めると、取引する通貨量で利益と損失が変動します。
1pipsの設定は使うFX会社によって違いますが、一般的には1000通貨で1pipsが1円です。
最初は、指値と逆指値を30pipsに設定して取引してみましょう。
ワンクリック注文では事前に設定できるので便利ですよ。
指値とは
指値注文とは、現在のレートよりも有利な価格を指定して行う注文方法です。
買いの時は現在レートより安い価格、売りの時は現在レートより高い価格を指定します。
エントリーと決済
いよいよ分析に基づいてエントリーと決済をします。
【エントリーから決済までの流れ】
- 取引量は1通貨または1000通貨に設定(最低取引量)
- 狙っているエントリーポイントに価格が到達したら、「買い」または「売り」でエントリー
- あとは設定している利確と損切りラインに来たら自動で決済
あきらかに予測と反対側に相場が動いたら、すぐ損切りしましょう。
でも、最初は設定した利確と損切りに任せて、しっかりチャートを見て、相場に慣れましょう。
取引結果を記録
取引が終了したら、取引履歴をもとに結果を記録しましょう。
取引記録の付け方は、手書きノートやスプレッドシート、Notionを使った方法など様々あります。
私はNotionや手書きノートを使っています。
取引記録をつけるのは、面倒かもしれませんが、しっかり付けましょう。
取引の振り返り
最後に取引の結果を振り返りましょう。
スキャルピングは、取引回数が頻回なため、負け取引も多いです。
週末などに取引結果を振り返り、同じ負け取引を繰り返さないようにしましょう。
FX市場は土日が休みなので、取引結果の振り返りや勉強の時間に使えます。
取引結果を振り返り、スキャルピングのスキルを磨きましょう。
【ライブに参加】プロのスキャルパーと一緒に学ぼう
スキャルピングでは、チャート分析や経済指標の相場への影響など学ぶ内容が多いです。
そこで、おすすめなのがプロトレーダーのYouTubeライブへの参加です。
特に、スキャルピングをメインにしている人や解説動画が充実しているトレーダーを5人紹介します。
ライブだけでなく、テクニカル分析や手法の解説までたくさんの動画がアップされているので、YouTubeを見ながらスキャルピングなど取引について学べます。
おすすめ順に紹介しているので、迷ったらクロユキさんの動画を順番に見て、ライブに参加してみましょう。
教科書的な書籍を1冊持つ
ライブに参加しても、基本的な内容は自分で勉強しないといけません。
スキャルピングで稼ぎたいのであれば、本を購入してしっかり読み込んでみましょう。
おすすめの本は、クロユキさんの本です。
1回読んでも理解できないので、繰り返し読みながら、分からないところはYouTubeライブで質問しましょう。
大損をしないためのスキャルピングでの注意点
スキャルピングは、注意しないと大損に繋がってしまう時があります。
ここでは、大損しないために5つの注意点を解説します。
- 少額から取引を始める
- ハイレバレッジの取引をしない
- 損切りを躊躇しない
- 経済指標の時は取引しない
- 分からない相場で無理な取引をしない
注意点をしっかり理解して、損失を抑えながら経験を積みましょう。
少額から取引を始める
少額から取引を始めましょう。
初心者が大きな利益を狙っても、世界のトレーダーに資金を狩られるだけです。
少額から取引して、損失を抑え、まずは経験を積みましょう。
私が使っているJFXなら、1000通貨で取引すれば、1,000pips負けても1,000円の損失です。
どんどん取引して負けても損失は少ないので、日々トレードして勉強中です。
ハイレバレッジの取引をしない
ハイレバレッジの取引はやめましょう。
スキャルピングでレバレッジをかけると、少額の資金で大きな利益が狙えます。
しかし、レバレッジは損失も大きくなる諸刃の剣です。
最初はレバレッジを3倍以下に抑えて、損失を抑えながら取引しましょう。
損切りを躊躇しない
損切りは躊躇しません。
スキャルピングで、損切りを躊躇すると損失を大きくするだけです。
もし、損切りして値動きが予測通りに動いたら、もう一度エントリーするか、運がなかったと諦めて、次の取引に備えましょう。
大切なのは、躊躇せず損切りして、次の取引に回せる資金を確保することですよ。
経済指標の時は取引しない
経済指標の時は取引しません。
アメリカの雇用統計など主要な経済指標発表時は、テクニカル分析は役に立たず、思わぬ方向に相場が吹っ飛びます。
経済指標のタイミングは、しっかりチェックして無駄な損失をしないように、取引はやめて静観しましょう。
経済指標発表後、30分前後様子見てからボラティリティが大きい時に狙い撃ちすると、利益が出やすいですよ。
分からない相場で無理な取引をしない
分からない相場では取引をやめましょう。
スキャルピングは、何度も取引チャンスがあります。
しかし、連敗が続くとついつい無理をして、よく分からない相場にエントリーし、損失を拡大させてしまいます。
上と思って入ったら、反対に行って損切りになっちゃうんですよね…
よく分からない相場ではエントリーせず、得意なチャートパターンで勝負し、利益を狙いましょう。
まとめ スキャルピングで新たな投資の扉を開く
この記事では、スキャルピングの初心者が、基本的な知識から取引まで理解できるように解説しました。
FX取引の中でも、スキャルピングはゼロサムゲームで資金の奪い合いです。
世界中のトレーダーに資金を狩られないように少額から取引したり、逆指値機能などツールのサポートを使ったりして、損失リスクを抑えスキャルピングを楽しみましょう。
最後にこの記事のおさらいです。
- スキャルピングは取引回数が多く、経験を積みやすい取引手法
- インターネットの高速化やツールの開発が進み、スキャルピングがやりやすくなった
- スマホアプリで取引に参加しやすい
- 資金効率がよく、少額から始められる
- 取引中はチャートに集中しないといけない
- ボラティリティの大きい時間に取引できるように、取引時間を確保する
- メジャーな通貨ペア、米ドル/円で取引がスプレッドも狭くおすすめ
- 未来予測ツールを使うと、経験不足を補える
- プロトレーダーのYouTubeライブに参加して学ぶ
- 経済指標の発表時は取引せずに静観する
スキャルピングで稼ごうと思うと、それなりに勉強したり、資金を準備したり、ハードルが上がります。
まずは、少額からゲーム感覚で始めて、スキャルピングが楽しめるか試してみましょう。
軍資金が1,000円あれば、挑戦できます。
少額から始めれば、損失を抑えて取引が楽しめます。
一緒にスキャルピングを始めてみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
FXのスキャルピングでよくあるQ&A
- スキャルピングのメリットはなんですか?
-
少ない資金で始められ、短時間で利益が狙えるところです。
- スキャルピングはどのような人に向いていますか?
-
高い集中力が維持できたり、感情をコントロールできたりする人に向いています。
- スキャルピングを勉強するおすすめの方法はなんですか?
-
プロトレーダーのYouTubeライブへの参加です。